8月5日(水)、一般社団法人 日本サーチファンド協会 では、会員を対象とした会員限定イベントを開催しました。

今回はゲスト講師として為末 大 氏(東京大学 先端科学技術研究センター 附属包摂社会共創機構 教授)をお招きし、「アンラーン」をテーマにご講演いただきました。100mから400mハードルへの転向、現役引退、そして自分中心の世界から人を支える側への移行。ご自身が経験された三度の転換をもとに、人が過去のやり方や成功体験をどう手放していくのかについてお話しいただきました。

【為末氏のご経歴】
1978年広島県生まれ。法政大学経済学部卒業。
中学時代より陸上競技を始め、男子100mから400mを経て400mハードルに転向。2001年世界陸上エドモントン大会にて47秒89の日本記録を樹立し、日本人として初めて世界大会スプリント種目でのメダル(銅)を獲得。2005年世界陸上ヘルシンキ大会でも銅メダルを重ね、シドニー・アテネ・北京の3大会連続オリンピック出場を果たした。現在も同種目の日本記録保持者。「走る哲学者」として知られる。
2012年の現役引退後は、スポーツ・教育・テクノロジー・社会包摂の交差点で多彩な活動を展開してきた。東京大学では、多様な背景を持つ人々が共に生きる社会の実現をテーマに研究・実践に取り組む。
主な著書に『熟達論』(新潮社)、『諦める力』(プレジデント社)、『Winning Alone』(プレジデント社)、『走る哲学』(扶桑社)など。

講演では、書き換えの対象を「やりかた(技術)」「みかた(判断)」「善悪(価値観)」の三層に分けて整理していただきました。一度真っ白になって1年生になれるかどうかが分かれ目になること、自分の成功体験が強すぎるとかえって失敗すること、判断や価値観は身体に刷り込まれているため座学だけでは書き換わらないことなど、承継後の経営にそのまま持ち帰れる視点が数多く語られました。

参加者からは、「自分の成功体験をどう扱うかという視点が、承継後の経営に直結する話だった」「アスリートの世界の話が、そのまま事業承継の課題と重なって聞こえた」といった声が寄せられ、ご自身の経験を抽象化し、サーチファンドの文脈に落とし込んでお話しいただいた点が高く評価されました。

会員募集のご案内

日本サーチファンド協会では、現在 正会員・プレ正会員・賛助会員・アカデミック会員 を募集しています。
会員となることで、今回のような 会員限定イベントやネットワーキング にご参加いただけます。これらのイベントは定期的に企画・開催されており、サーチファンド業界に関心をお持ちの方々にとって有意義な学びと交流の機会となります。

ご入会を希望される方は、以下のリンクよりお申込みください。
👉 会員募集要項