7月23日(木)、一般社団法人 日本サーチファンド協会 では、会員を対象とした朝食会形式の会員限定イベントを開催しました。
今回はゲスト講師として安渕 聖司 氏(アクサ生命保険株式会社 会長)をお招きし、ご講演いただきました。三菱商事、GEキャピタル・ジャパン、Visa日本、アクサと、業界の異なる複数のグローバル企業で経営トップを務めてこられた安渕氏のご経験から、難しい課題を解くことへの知的好奇心、組織にShared Goalを浸透させる仕組み、そして経営者としての時間の使い方について、朝の限られた時間の中で密度の高いお話をいただきました。
【安渕氏のご経歴】
早稲田大学政治経済学部卒業後、三菱商事、リップルウッド・ジャパン、UBS証券を経て、2006年にGE入社。GEキャピタル・ジャパン社長兼CEO、Visa日本代表を歴任。2019年よりアクサ・ホールディングス・ジャパンおよびアクサ生命保険の代表取締役社長兼CEOを務め、2026年4月より現職。ハーバード・ビジネス・スクールMBA。経済同友会幹事をはじめ、学校法人至善館理事、UWC-ISAKジャパン・ファウンダーなど、教育や社会変革の公職を多数務める。著書に『GE世界基準の仕事術』などがあり、「リーダーシップ」や「多様性」に関して発信を続けている。
講演では、業務の棚卸しによって会議や資料を42%削減してきたご経験や、その削減を組織全体に浸透させるための「Shared Goal」という考え方、リーマンショック時に「わからないことはわからない」と社員に伝えつつ「トゥモローコミッティ」で危機後を見据えた活動を進めていたお話、悪い情報を歓迎する組織文化の作り方、週次の社長レターやコミュニケーションツールの使い分けなど、経営の具体的な実践知が数多く共有されました。また、就任後数ヶ月で経営幹部に対して行う匿名セッション(「アシミュレーション」)の仕組みや、部下の失敗を責めずに次の一手(プランB)を求める姿勢など、サーチャーの経営にもそのまま活かせる視点が多く語られました。
参加者からは、「業界未経験の会社を渡り歩いてきたプロ経営者の考え方は、サーチファンドで事業承継するサーチャーにとって非常に参考になった」「1時間半では聞きたいことの半分も聞けなかった」といった声が寄せられ、安渕氏の率直かつ実践的なお話が高く評価されました。
朝食会という限られた時間ではありましたが、協会・登壇者のみならず、参加者同士の情報交換も行われ、盛会となりました。
会員募集のご案内
日本サーチファンド協会では、現在 正会員・プレ正会員・賛助会員・アカデミック会員 を募集しています。
会員となることで、今回のような 会員限定イベントやネットワーキング にご参加いただけます。これらのイベントは定期的に企画・開催されており、サーチファンド業界に関心をお持ちの方々にとって有意義な学びと交流の機会となります。
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