2月21日 米事業承継スタートアップTeamsharesが日本進出

Teamshares Inc.、米国の事業承継スタートアップは、MUFGグループのコーポレートベンチャーキャピタルであるMUIPからの資金調達を受け、日本市場に参入することを発表しました。この新たな動きは、中小企業の後継者不足問題を解決する「従業員承継実現モデル」を日本のビジネス環境に提供することを目指すとのことです。

Teamsharesは、従業員が主な株式所有者となることを通じて、中小企業の持続可能な事業承継を支援するモデルを展開。同社はこれまでに米国内で90社の中小企業を買収し、2,500名以上の従業員オーナーを生み出しています。このモデルは、企業が再販や閉業のリスクなしに安定した経営を継続できるように設計されており、引退する事業主、従業員、そして地域コミュニティに多大な利益をもたらすという点が特徴的です。

日本市場においても、Teamsharesは日本法人を設立し、地元のニーズに合わせたサービス提供を目指しています。日本の中小企業は、経営者の高齢化や事業承継の準備不足などの課題に直面しており、Teamsharesの進出はこれらの問題に新しい解決策を提供すると見られます。

3月13日 百五銀行とGrowthixが「105東海みらいサーチファンド」を設立、東海エリアでは初の試み

Growthix Investment株式会社と株式会社百五銀行は、三重県と愛知県を中心に、中堅・中小企業の事業承継問題に取り組むための新しいサーチファンド「105東海みらいサーチファンド」を設立しました。この取り組みは、東海エリアで初めての試みであり、後継者が不在の問題を解決することを目的としているとのことです。

105東海みらいサーチファンドは、百五銀行からの出資を受け、Growthixがファンドの運用を行います。また、後継者と企業のマッチングや、事業承継に至るプロセスもサポートします。三重県では後継者不在の企業が比較的少ないものの、このサーチファンドを通じてさらに多くの事業承継の機会が生まれることが期待されています​。

「105東海みらいサーチファンド」 概要

  • ファンドの名称:105東海みらいサーチ1号投資事業有限責任組合 (通称:「105東海みらいサーチファンド」)
  • 設立:2024年3月13日
  • ファンド総額:501百万円
  • 存続期間:7年
  • 無限責任組合員:Growthix Investment株式会社
  • 有限責任組合員:株式会社百五銀行
  • 投資対象:三重県・愛知県を中心とする百五銀行営業エリアにおいて事業承継ニーズのある地元中堅・中小企業