2025年7月5日、関西学院大学にて開催されたサーチファンドに関するイベントに、当協会から小林靖(代表理事、ジャパンリレーパートナーズ・承継中)・松本竜馬(理事・メディプラスCEO・承継済経営中)の2名が登壇しました。
本イベントは、「日本のサーチファンド・エコシステムをどう発展させるか?」をテーマに、研究者・実務家・投資家が一堂に会し、講演・トークセッション・パネルディスカッションを通じて多角的な議論を行いました。

研究紹介では、森口文博氏・吉村典久氏らにより、サーチファンドの仕組みとコーポレート・ガバナンスの可能性が共有され、続くセッションではサーチャー・承継者・投資家それぞれの立場から現場のリアルな経験が語られました。

パネルディスカッションでは、人材育成・投資家層の広がり・地域企業との接点拡大といった、エコシステム発展に向けた課題と打ち手が活発に議論され、「大成功事例を生み出し、認知を広げることが鍵」というメッセージが印象的でした。

参加者からは、「サーチファンドが地に足のついた挑戦であることに気づかされた」「金融スキームではなく、人の誠実さが肝という点に共感した」といった声が多数寄せられ、黎明期ならではのリアリティと可能性の双方を感じる機会となりました。

サーチファンド協会では、今後もこうした研究・実務・教育の接点を広げる活動を続けてまいります。